健康情報ブログ 2023年度( 癸卯 )冬
大寒から今年の気が始まる
こんにちは! しばた鍼灸院の柴田です。
1月20日から大寒に入りました。
冬至から30日経ち、日の出・日の入りの時間も30分変化しました。
朝の6時過ぎに犬の散歩をしている時、空が明るくなってきていることからも、陽気が増えてきていることが実感できます。
( 日が暮れるのも遅くなっていますよね )
大寒から今年の気が始まる
令和6年の干支は甲辰です。
しかし、その年の気が始まるのは立春ではなく、大寒からになります。
( 素問・六微旨大論篇第六十八より )
甲辰の年の運気は、太陽寒水司天、土運太過、太陰湿土在泉。
歳会、同天符の年で、土・湿の影響が強くなりそうです。
気象としては地震、豪雨など。
病としては関節、腰から下の重だるさなど。
前半(〜7/21)は太陽寒水司天の影響で涼気が強まるかもしれません。
後半(7/22〜)は太陰湿土在泉の影響で湿気が強まるかもしれません。
今年は特に、甘い物や体を冷やすものの摂り過ぎには注意。
気の流れを事前に知り、病を未然に防ぎましょう。
暦と現象でみる気の変化
あけましておめでとうございます! しばた鍼灸院の柴田です。
1月6日から小寒に入りました。
冬至から日中の時間は長くなっていますが、ホットプレートやフライパンの温度がすぐに上がらないように、地上の温度もすぐには上がりません。
地上が冷え切っている1,2,3月は底冷えするので、足元を温かくして冷えが身体に入らないようにしましょう。
暦と現象でみる気の変化
1月1日の地震は富山でも灯ろうが倒れるくらいの、大きく長い揺れでした。
暦をみると、月の干支が甲子( 小寒前なので12月の干支 )、日の干支も甲子で、土運太過、少陰君火司天が重なっていました。
また、冬至に一番近い甲子は九星陽遁始めの日でもあり、体内の気が変化する時でもあります。
少陰君火の熱( エネルギー )が、土運太過で土の働きが過剰なところに、よりエネルギーを供給した形で地震になったのかと思います。
一年の運気でみても、終運が木運太過で動く作用が強くなり、終の気が少陰君火で熱( エネルギー )が強くなる形でした。
今年( 2月4日から来年 )は気温が異常に高かったので、その影響も考えられます。
( 本来の卯歳の陽明燥金司天の気候ではなく、少陰君火在泉の気候がすごく強く出ていました )
自然現象を止めることはできませんので、何が起きても大丈夫なように、普段から自分の体調を良くしておきましょう。
今月は乙丑の月。
太陰湿土司天、金運不及、太陽寒水在泉。
金運が弱いことにつけ込んで、火の熱が強くなると、今度は水の寒が強くなります。
司天と在泉の寒と雨湿にあてられると、体の重怠さやむくみ、足の先から冷えあがり、手足がひきつりやすくなり、関節や腰が痛みます。
寒や湿が身体にこもらないように、根菜類や鍋料理などをよく噛んで食べ、汗はかきすぎず、運動やお風呂でも汗ばむくらいにしておき、足元を温かくしましょう。
日常の生活習慣を振り返りながら少しづつ変えて、健康な身体にしていきましょう。
除雪作業はほどほどに
こんにちは! しばた鍼灸院の柴田です。
12月22日から冬至に入りました。
今は日中の時間が一番短い時期ですが、これからは夏至に向かってどんどん日中の時間が増えていきます。
陽気が増えていくのに合わせてやる気( 外向きのエネルギー )が増えるので、来年の計画を立てていくと良いでしょう。
除雪作業はほどほどに
昨日から気温が一気に下がり、大雪になりました。
今年初めての除雪作業なので、腰や肩、手首や腕を痛める可能性が高いです。
また、防寒着を着ての除雪作業なのですぐに汗をかきます。
気温が低い中、汗で濡れた服を着ていると、体温が一気に奪われて風邪をひいてしまいます。
寒いと感じた時にはもう冷えが体内に侵入してしまっているので、無理に頑張って長時間除雪作業をしないようにしましょう。
大雪のために無理をして除雪作業をしてしまった人は、鍋や煮込み料理などで体内から温めたり、お風呂で汗ばむくらいの温度でじんわり体を温めると良いでしょう。
食事で汗と共に失ったエネルギーを補充し、温かいもので体の中に入った冷えを追い出す。
仕上げに早く寝ると回復が早まるでしょう。
これはほとんどの病気に共通する治し方ですね。
病気に負けない体力で元気に過ごしましょう。
早寝は一番簡単な治療法
こんにちは! しばた鍼灸院の柴田です。
12月7日から大雪に入りました。
最高気温は上がったり下がったりしていますが、最低気温はだいたい3℃になり朝晩が冷え込むようになりました。
冬至の前なので、日の出は6時30分ごろ、日の入は16時30分ごろになり、日の出は遅く暗くなるのがかなり早くなったように感じます。
昼の時間が短く、夜の時間が長いので、自然に合わせて早く休むようにしましょう。
特に冬は寒いので、夜に起きていても良い事はありません。
命を削ってでも、病気になってでもやらなければいけない事があるという人以外は、治療だと思って早く休みましょう。
いつも夜更かしをしていて早く寝られないという人は、目を閉じてベットに横になっているだけでも、体は休まり体力が回復していきます。
( ラジオや音楽を聴きながら横になるのも良いでしょう )
スマホやPC作業で目や頭が疲れている人・痛い人は目と頭をしっかり休ませる事が大切です。
体を壊すのも治すのも自分次第。
客観的に自分のやっていることを振り返って、健康に楽しく過ごせるようにしていきましょう。
今月は甲子の月。
少陰君火司天、土運太過、陽明燥金在泉。
司天の熱と在泉の涼、土運太過による湿雨の働きが強くなる月です。
熱による異常が身体の上部に、冷えによる異常が身体の下部に出ます。
天気予報などで事前に寒熱の急激な変化を察知し、服装やホッカイロなどで体温管理に気を付けましょう。
モノの価値は自分次第
こんにちは! しばた鍼灸院の柴田です。
11月22日から小雪に入りました。
朝晩の気温が一段と下がっています。
18日にはみぞれが降り1cmくらい積もり、上を歩くとシャリシャリ音がしました。
冷えが身体に入ると、筋をこわばらせたり、血行が悪くなり末端や表面などの細胞に栄養が行かなくなったりして、様々な症状をひき起こします。
寒いと思った時にはもう冷えていますので、服装やホッカイロ、暖房などで対策するようにしましょう。
モノの価値は自分次第
最近、茶道の道具をメルカリで見ているのですが、目利きではないので本物かどうかがわかりません。
そこで、習っている先生に聞くと、「 自分が良いと思ったものなら、本物じゃなくても良いんじゃないの 」と言われてハッとしました。
モノの価値は自分次第で決まる。
鑑定団の番組などを見て、偽物は価値がないと思い込んでいましたが、レプリカでも無名な人の作品でも色形などが好きなら問題はありません。
自分の中で価格と価値が釣り合っていれば良いのです。
逆に有名な職人が作ったものでも、自分の趣味に合わなければその価格の価値を感じません。
他の人にとってはゴミのように見えるものでも、自分にとって思い出の品なら価格以上の価値になります。
いつの間にか他人の尺度、価値観に合わせるようになっていますが、本当に自分が好きなもの・気に入っているものを選べているでしょうか?
一度、他人の評価や自分の見栄など抜きにして、どのようなモノが自分の好みなのかを見つめ直すのも楽しいです。
そこから、自分がどのように生きたいのか、何に重きを置いて生きたいのかという人生の価値観が見えてくるかもしれません。
他人のモノの価値観に縛られずに自由に生きたいですね。
冬・夜は休眠する期間
こんにちは! しばた鍼灸院の柴田です。
11月8日から立冬に入りました。
しばらく昼は暖かい日が続きましたが、今朝は最低温度が10℃まで下がり、寒気が強くなっていることを感じます。
冬・夜は休眠する期間
冬の季節は昼の時間が一番少ないので、太陽から元気を一番もらいにくくなります。
太陽からもらえる元気の働きは、すべてを明るく照らし、その暖かさで活動しやすくなり、成長が促進されるといったものです。
冬の季節はその太陽の働きが一番弱くなるので、生き物・植物は活動できなくなり休みます。
一日で言うと夜にあたる、21時から3時の時間帯になり、真っ暗で活動できず眠い時間です。
このように冬と夜は活動に不利な期間なので、生き物・植物は休眠します。
冬・夜の期間は、少ない陽気を逃がさないように、体力を消耗させないように、次の季節である春・朝にしっかりと活動できるように、冬・夜の間にしっかり休眠して力を温存して蓄えましょう。
11月の干支は癸亥。
厥陰風木司天 火運不及 少陽相火在泉
火運の弱さにつけ込んで、水の寒気が強くなると、それを抑えるために土の気の雨が強くなります。
厥陰風木司天の影響で大風が突発すると、耳鳴り・目まいなどの症状を起こしやすくなります。
少陽相火在泉の影響で陽気が強くなると、流行性の熱病が発生することがあります。
今月は心を穏やかに、相手の立場に立ち柔軟に物事を考えて、ストレスを鬱積させたり、頭を固くしないようにしましょう。
気がこもらないようにして、病を未然に防ぎましょう。
健康情報ブログ 2023年度( 癸卯 )秋
秋から冬へ季節の変わり目
こんにちは! しばた鍼灸院の柴田です。
10月24日から霜降に入ります。
また、10月21日からは秋の土用に入りました。
21日から気温が一気に下がり、最低気温が7℃という日もでてきました。
暖房や加湿器が必要になってきましたね。
土用は各季節の終わりの18日間。
その季節の特徴が一番出る時期になります。
涼と乾燥が強くなり、季節は冬へと移り変わります。
秋から冬へ季節の変わり目
季節の変わり目は気候の変化が大きくなります。
秋から冬へと徐々に乾燥して寒くなるので、喉などから風邪が入ってきやすくなります。
体が冷えていると、細胞にエネルギーがまわらず防御力が下がります。
喉の近くである首肩、末端である手足を温かくして風邪などの病気にならないようにしましょう。
また、肩こりなどの筋肉の硬さも基本はエネルギーが上手くまわっていない事によっておきています。
ぶつけたりして筋肉が損傷して腫れたりしていない限り、消炎鎮痛剤などで血行を悪くするよりは、温めた方が軟らかくなります。
簡単に言うと、お風呂に入って楽になる人は温めた方が良い人ですね。
土用の変化についていける人は、次の季節も元気に過ごせます。
不摂生は次の季節に症状としてあらわれます。
季節の変化に合わせて健康に過ごしていきましょう。
不自然な事を無理に続けていませんか?
こんにちは! しばた鍼灸院の柴田です。
10月8日から寒露に入ります。
17時30分には日が暮れて暗くなり、最低気温も12℃まで下がって一気に寒くなりました。
昼は20℃を超えるかもしれませんが、朝晩は寒いので服装などで冷え対策をしましょう。
冷えが身体に入らないようにして、睡眠・食事で体力を補えば、病気になりにくくなります。
不自然な事を無理に続けていませんか?
何事もやり過ぎず、自己養生がしっかりしていれば、修復力の方が勝つので身体は簡単には壊れません。
不自然な事を無理に続けていませんか?
身体が悲鳴を警報を出していませんか?
生活のゆがみが身体にも影響を与えている事があります。
不調を感じた直前にやったこと、不調を感じる動きなどが原因な事は多いです。
秋は選別の季節。
自分自身の仕事や生活について、不自然でゆがんでいないか( 違和感が無いか )、客観的に見つめ直してみるのも良いですね。
今月は壬・辰。
太陽寒水司天、木運太過、太陰湿土在泉。
風の力が強いと目まいふらつきが増える。
寒気は厳しく、湿気はゆるやか。
寒気にあてられると、下痢をしたり熱が中にこもる。
寒気が中に入らないようにして、温かいものを食べて、病気に備えましょう。
夜時間は休息重視
こんにちは! しばた鍼灸院の柴田です。
9月23日から秋分に入りました。
暑さ寒さも彼岸までと言われるように、やっと涼しくなりました。
涼しいを通り越して、朝晩は肌寒く感じるくらいですね。
風邪をひかないように肌寒いと思ったら長袖を着て、しっかり体温を調節しましょう。
夜時間は休息重視
秋分は一日で言うと18時になります。
日が沈み・夜が始まる時刻、仕事を止めて・片付けて帰るべき時間に相当します。
夜は太陽が出ていないので休息する時間です。
特に21時から3時は一年で言うと冬に相当します。
冬の時間帯は冬眠の季節なので、体を休められると回復力が上がります。
また、秋分からは夜の方が長くなりますので、それに合わせて休息を増やすようにしましょう。
自然の流れに沿って、無理なく健康に生きたいですね。
温度差に注意
こんにちは! しばた鍼灸院の柴田です。
9月8日から白露に入りました。
2日前から最高気温が久しぶりに30℃以下になり、やっと暑さが落ち着いてきました。
彼岸にはもっと涼しくなると良いですが、冷えは万病のもとになります。
温度差に注意
まだまだ30℃以上の日は続くと思いますが、昼は暑く、朝晩は肌寒いという日も出てくると思います。
夏バテなどで消耗した体力を睡眠・食事で回復し、肌寒いと感じたら早めに衣服を調整して、病から身を守りましょう。
寒いなと思ったら、もう冷えは体に入っていると思って行動するとよいでしょう。
今月は辛・酉。
陽明燥金司天、水運不及、少陰君火在泉。
水運( 寒 )が弱いのにつけ込んで、土の気の雨湿が強くなると、木の気の風が同じ強さで報復します。
司天の乾燥の気が強く働くと、咳や呼吸器疾患になりやすくなり、在泉の熱気が強く働くと、熱病や腫物になりやすくなるでしょう。
体力を温存し、気候の変化に対応して、健康に過ごしましょう。
秋は収穫の季節
こんにちは! しばた鍼灸院の柴田です。
8月23日から処暑に入りました。
お盆が過ぎても35℃の蒸し暑い日が続いています。
掃除などの作業をしていると汗が止まらないですね。
また、早稲の稲刈りが始まり、秋の収穫の時期になってきました。
秋は収穫の季節
稲を例にすると、春に発芽、夏に成長、秋に収穫、冬は種もみになっています。
収穫したものは良いものと悪いものに分けられます。
良いものは残り( 次の年の種になり )、悪いものは処分( 自然淘汰 )されます。
人では、冬に計画を立て、春に実行して、夏に評価、秋に改善みたいな感じです。
あなたが冬に計画して、春に実行した事は上手く行ったでしょうか?
よくわからない方は、今の秋の収穫の季節に、今年の良かった事・悪かった事などを洗い出して選別してみると良いでしょう。
また、収穫の季節なので、冬までに何かしらの結果が自然に出てくるかもしれません。
上手く収穫して、実りのある一年にしましょう。
今月は暑さに注意
こんにちは! しばた鍼灸院の柴田です。
8月8日から立秋に入ります。
暦の上では秋ですが、36℃以上の日が続きすごく暑いです。
夜に窓を開けて寝ていても、室温が30℃から下がらない日も多くなりました。
さすがに扇風機だけでは暑いので、アイスノンが必要になってきました。
エアコンが有る人は、熱中症にならないように27、28℃くらいの寒くない高めの温度に設定して、扇風機の風で涼をとるようにしましょう。
また、冷たい物の摂り過ぎ&体を冷やし過ぎて腹を壊したり、食欲不振や下痢になるなどして体力を落したりしないように気を付けしましょう。
今月は庚申。
少陽相火司天、金運太過、厥陰風木在泉。
司天の火熱が厳しく、在泉の風が万物をかき乱すと、炎暑がはびこる。
炎暑がはびこると水が報復して、雨を降らせる。
この暑にあてられると、熱がこもる病などになりやすいので暑さには注意しましょう。
健康情報ブログ 2023年度( 癸卯 )夏
冷えすぎサイン
こんにちは! しばた鍼灸院の柴田です。
7月23日から大暑に入りました。
梅雨が明け、最高気温も34℃くらいになり、かなり暑くなってきました。
しかし、夜になると気温が24℃くらいまで下がるので、0時〜5時くらいは窓を開けていると肌寒いですね。
冷えすぎサイン
体の過剰な熱を冷やすのは良いですが、「 寒いな・風に当たっていると嫌な感じがするな 」と思ったら体が冷えすぎているサインです。
体が冷えると筋が引きつって痛みが出たり、下痢をしたり、外との温度差で自律神経が乱れたりして体力が低下し、風邪をひいたりします。
汗で濡れた下着を交換したり、衣服やエアコンなどを自分の体調に合わせて調整しましょう。
自然も体も常に変化しています。
自分が熱いのか寒いのかくらいは肌で感じられます。
他人に合わせるのも良いですが、自分の体のことは自分にしかわかりません。
体のセンサーをしっかり働かせて、健康に生きたいですね。
体の冷やし過ぎに注意
こんにちは! しばた鍼灸院の柴田です。
7月7日から小暑に入りました。
日中は30℃を超える日もあり、暑い日が多いです。
しかし、夜中は風が寒いくらいの日もあります。
体の冷やし過ぎに注意
暑い日が続き、冷たい物を摂り過ぎる・体を冷やし過ぎることが増えてきます。
体の冷やし過ぎは胃腸が弱る&夏バテ・自律神経の失調、そして体力が弱り風邪をひきやすくなるので注意しましょう。
寒いと感じたら冷えています。
熱中症も困りますが、エアコンの設定や衣服などで上手く調整しましょう。
今月は己未。
太陰湿土司天、土運不及、太陽寒水在泉。
土の雨湿の気が弱いのにつけ込んで風の気が強くなると、清涼の気が同じ強さで報復します。
湿気にあてられると体が重く怠く、むくみを生じ胸や腹がつまります。
寒気にあてられると足の先から冷え、手足がひきつります。
己未は太乙天符なので気象や症状などが急激に変化します。
また、7月20日からは土用に入り、夏から秋への変化もはじまるので、今月の体調の変化には特に注意しましょう。
夏至からは来年に備える
こんにちは! しばた鍼灸院の柴田です。
6月21日から夏至に入りました。
日の長さやじゃがいもの収穫などから、季節が確実に変化している事を実感できます。
植物から季節の変化を感じ取ることが出来ますね。
梅雨に入り蒸し暑い日が多いですが、秋の様に涼しい日もあります。
温度差と冷たいものなどで胃腸を壊さないようにして、健康に過ごしましょう。
夏至からは来年に備える
昨日までの冬至から夏至までは、日がどんどん昇り、地面にあった種などから植物は成長しました。
しかし、今日からの夏至から冬至までは、日がどんどん降ります。
成長した植物は成熟し、来年に向けて良い種を残します。
夏至からは来年に備えて、良い種( やりたい事・計画 )を作り、それに向けてエネルギーを充填していきましょう。
自然の流れにしたがって、無理せず楽に生きましょう。
体に熱がこもらないように注意
こんにちは、しばた鍼灸院の柴田です。
6月6日から芒種に入りました。
麦の収穫も終わり、夜には蛍を見かけるようになってきました。
夏至の前なので、日の出が早く、日の入はかなり遅くなっていますね。
今が一番日中を長く感じる時期です。
体に熱がこもらないように注意
芒種からは戊午の月になります。
( 火運太過・少陰君火司天・陽明燥金在泉で太一天符 )
天体が地球に及ぼす影響は、大きく分けると年・月・日の干支の力関係で決まります。
年は今年の干支で癸卯、気候だけなら前回書いた六気で、月は今月の干支、そして日は毎日の干支で毎日変わります。
今月は空にも地面にも夏の性質である火の働きが強く出て暑くなります。
また、同じ性質がたくさん重なっているので、その影響を受けて、気候や体調も急激に変化しやすくなります。
熱による異常が身体の上部( 咳、鼻・胸のつまり、腫物など )に、冷えによる異常が身体の下部( 手足の冷え、胃・腰の痛みなど )に生じやすくなります
暑さや湿気の対策( 衣・食・住 )をして、上記の症状や熱中症などの予防をし、体に熱がこもらないように注意しましょう。
小満から大暑は温度差に注意
こんにちは! しばた鍼灸院の柴田です。
5月21日から小満に入りました。
田植が終わり、麦も黄色くなってきました。
草やジャガイモもどんどん育ち、夏の季節が持つ成長する力を実感できますね。
今日の小満から一年の大きな気象の変化をあらわす六気が三の気になります。
三の気は小満から大暑までで、今年は主が少陽相火で客に陽明燥金の気が来ます。
これは、少陽相火の熱気がメインだけど、陽明燥金の清涼の気がお客さんとしてやってくるということです。
涼しくなったり暑くなったりして、乾燥の気が極まったら次の湿潤の気候( 梅雨 )に変化していきます。
この期間は熱と涼が交互に働くので、冷えや熱による病になりやすいです。
気候に合わせて室温、衣服などを調節し、睡眠・食事で体力をつけて健康に過ごしましょう。
急な暑さと地震
こんにちは! しばた鍼灸院の柴田です。
5月6日から立夏に入りました。
GWから気温がすごく上がり、昨日は地震がありましたね。
人でいうと、気が昇り過ぎてめまいがしたり、甘い物やカロリーの高い物を食べ過ぎて吹き出物や皮膚に赤いものが出るようなものです。
昨日に続き今日も30℃近い気温なので、体力のない人はめまいや頭に気が昇ったような症状が出やすいと思います。
急な気候の変化についていけない時は無理をせずに体を休ませて、元の気候になるまで待つのも一つの手です。
食欲のある人だと、熱を発散させる辛い物、薬味( ショウガ、ネギ、ワサビなど )をとるのも良いでしょう。
立夏からは夏の季節なので、体力のある人はこの暑さでスタートダッシュをかけられるでしょう。
植物はこの暑さですごく育っています。
夏は万物が成長する季節。
生命力に満ちた季節の恩恵を受けられるように、飲食・睡眠などの生活習慣を乱さないようにして、健康に夏を過ごしたいですね。
今月の干支は丁( ひのと )・巳( み )。
厥陰風木司天、木運不及、少陽相火在泉。
木運の弱さにつけ込んで、金気の清涼の作用が強くなると、火気が同程度の熱で報復します。
風気( 風や地震 )が強いと耳鳴りや目まいなど首から上の症状をおこしやすくなり、金気( 燥・涼 )で冷えると内に熱がこもり、報復で火気( 炎暑 )が強くなると、熱病や循環器に症状をおこしやすくなるでしょう。
また、天符なので全ての物事が急に進む傾向にあります。
気候の急な変化を天気予報などで事前に察知して、服装や環境を整えるなどして自分でできる対策をしましょう。
健康情報ブログ 2023年度( 癸卯 )春
土用は変化の期間
こんにちは! しばた鍼灸院の柴田です。
4月20日から穀雨に入ります。
今月は運気通りに、夏みたいに暑くなったり、冬みたいに寒くなったり天気の変化が激しいですね。
また、4月17日から春の土用に入っています。
5月6日からは立夏で夏。
各季節が立つ前の18日間が土用で、各季節が最も旺盛になる期間。
または、季節が極まって、次の季節に向けて変化する期間ともいえます。
土用は変化の期間
土用の期間は変化が大きいので、体力が無い人は付いて行けずに体調を崩しやすいです。
土用は自然では土の性質。
人では胃腸で栄養の吸収や分配になります。
土用の期間は、胃腸に負担のかかる飲食の不摂生などは特に気を付けましょう。
また、怒りやストレス( 心身の緊張 )、思い悩むということも胃を弱めることになります。
土の徳である信( 誠実 )を意識して、あるがままを受け入れてみると、土用の気の流れに合い、変化に付いて行きやすくなるでしょう。
逆に、我がまま、偏食、人間不信みたいな人は、栄養や知識その分配が偏りやすいので気を付けましょう。
畑でいうと、連作障害や肥料などのやり過ぎといった状態ですね。
季節に合った生活をして、健康に生きたいですね。
今の行動が未来をつくる
こんにちは! しばた鍼灸院の柴田です。
4月5日から清明に入りました。
桜は満開になり、草や木の葉などもニョキニョキ生えてきて、景色に彩が出てきました。
夜になるとカエルがゲコゲコ鳴く日も少しずつ増えてきました。
自然界全てがこれから始まるという感じがしますね。
今の行動が未来をつくる
清明は1日で言うと、朝の7時に相当します。
日中に相当する夏の季節にしっかり活動できるように、朝に相当する春の季節である今の養生をしっかりしましょう。
自然界、季節は途切れることなく続いているものです。
今現在の行動や現象が次の季節に影響を与えます。
生活習慣などは自分の考え方ひとつで変えることができます。
早く休む、旬の物を食べる、ストレスをためないように良かった事や楽しかった事やできた事を中心に考える。
調子の悪い人は、自分のできる範囲で今現在の生活習慣を少しずつ改善して、次の季節に良い影響を与えていきましょう。
今月は丙辰。
太陽寒水司天、水運太過、太陰湿土在泉。
司天と運で水が重なるので寒気で関節を痛めたり、天符なので物事の変化が急になりやすいので注意しましょう。
自分の心にしたがう
こんにちは! しばた鍼灸院の柴田です。
3月21日から春分に入ります。
日の出、日の入の時間が6時と18時頃になり、昼と夜の時間が同じくらいになってきていますね。
まだ朝晩や日によって温度差が激しいので、風邪をひかないように注意しましょう。
自分の心にしたがう
春は植物が地面からニョキニョキ生えてきたり、生物が冬眠から目覚めて活動し始めたりする時期です。
人もこの春の気に合わせて、心身ともにのびのびとするのが自然の理にかなった生き方です。
のびのびとするのがよくわからない人は、自分の心がわくわくする事や好きな事、楽しくなる事をする・考えるという風にすると良いと思います。
好きなことや楽しくなる事、興味がある事、心がわくわくする事をする・考えると、春の発生する気と波長が合い、自然とのびのびすることが出来ます。
逆に嫌な事、やりたくない事、ストレスがたまる事をする・考えると、心身ともに萎縮して元気がなくなってしまいます。
春は善悪関係無くすべてが発生する季節です。
良い事も嫌な事も発生してきますが、嫌な事の中にも良い面を見つけられるとストレスが減少します。
物事の受け取り方は、その人の心の在りよう次第です。
他人に左右されず、自分の心にしたがい自然の流れに沿って生活したいですね。
気のめぐりを良くしましょう
こんにちは! しばた鍼灸院の柴田です。
3月6日から啓蟄に入りました。
朝晩はまだ寒いですが、日中は春の陽気を感じられるようになってきました。
冬の寒さから春の陽気への変化。
1日に1度くらいずつ地球は太陽の周りを移動していますので、少しずつですが気候は変わっていきます。
季節の変化を肌で感じることは、気の変化を感じているのと同じですね。
気のめぐりを良くしましょう
冬の寒さから春の陽気への変化は、自然界だけではなく人体の気の変化でもあります。
体や目を酷使したり、怒ったり緊張ばかりして春の季節に逆らった生活をしていると、陽気が閉じ込められて上手くめぐらなくなります。
( 黄帝内経 素問 四気調神大論篇 参考 )
春は万物が発生して動き始める時期なのに、そのエネルギーが閉じ込められて上手くめぐらなければ、その後に続く夏・秋・冬の季節の作用も上手くいきません。
例えるなら、畑に種を植えたけど、土が硬いなどの理由で芽が出ないようなものですね。
畑の土を軟らかくするように、体操をしたり体を少し動かす。
畑に養分や水をやるように、旬の物を食べて栄養をとる。
畑の昼夜が逆転しないように、早く休む。
季節の始まりからつまずかないように、気のめぐりを良くして、心身ともに健康に過ごしましょう。
今月は乙卯。
陽明燥金司天、金運不及、少陰君火在泉。
金運が弱いのにつけ込んで、火気が炎暑をほしいままにすると、水気が同じ程度の寒冷で報復します。
また、司天と運が同じである天符なので、気象や病気が急速に動くかもしれません。
乾燥が強いと呼吸器疾患、暑いと熱病などになりやすいので気を付けましょう。
目を休めてリラックス
こんにちは! しばた鍼灸院の柴田です。
2月19日から雨水に入りました。
最低温度はマイナスの日もありますが、最高気温も10℃を越えるようになってきました。
田んぼの雪も無くなり、三寒四温で少しずつ暖かくなってきていますね。
目を休めてリラックス
五臓の肝と目は関りが深く、目を休ませることによって肝も休むことが出来ます。
肝には全身の気・血や筋、精神などをスムーズにのびのび動かせるようにする働きがあります。
肝が弱ると全身の筋が硬くなり、関節を動かすと痛みが出たり、気が巡らずにイライラしたり、血が巡らずにめまい・目のかすみ・目のかわき、不眠・頭痛・肩こり、月経不順などが出ます。
( 黄帝内経 素問・霊枢 参考 )
PC作業が多い人は、昼休みの間に3分でよいので目を休めると、目の疲れが少しとれるでしょう。
目をよく使う人は早く休むようにして、少しでも早く目を休ませてあげましょう。
早くに眠れない人は、目を閉じているだけでも大丈夫ですので、とにかく目を使わないようにしましょう。
目を酷使すると肝がどんどん弱り、上記の症状が強くなってきます。
肝は同じ性質を持つ春と親和性が高いので、春が旬の食べ物や、青い物(野菜や青魚)を意識して食べるのも良いでしょう。
目に症状がある人、筋や精神がスムーズに動いていないと思う人は、目の酷使を控えてできるだけ休ませてあげましょう。
春は始まりの季節
こんにちは! しばた鍼灸院の柴田です。
2月4日から立春に入りました。
−7℃の寒い日もありましたが、今日は6℃と少しずつ暖かくなってきています。
今年の冬は、富山県にしては雪があまり降らなかったので、除雪が楽でした。
このまま雪が少ないと楽で良いですね。
春は始まりの季節
冬至、陽遁始め、大寒と順番に新しい気が動き始めて、立春で天地人の全ての気が整い、新しい1年が始まります。
春は全てが発生する始まりの時期なので、秋冬に計画・準備していた事を始めていくと良いでしょう。
冬の寒さのような緊張をといて、春の陽気のようにのびのびとすることがこの季節に合った過ごし方です。
春になってのびのびと出来る人は心身ともに整っています。
逆に、春になって怒りっぽくなったり、緊張が強くピリピリしている人は心身ともに弱っています。
春は肝臓と関りが深く、感情では怒り、身体では筋肉・眼( 頭 )に影響を及ぼします。
青魚や旬の野菜を食べ季節の気を取り入れ、軽く体操をして体にエネルギーがしっかり巡るようにしましょう。
今月は甲・寅。
少陽相火司天、土運太過、厥陰風木在泉。
火熱があまりはびこると、水の寒が報復して急に寒くなり冷雨を降らせます。
また、在泉の気が気候を乱すと、突発的に疾風が吹き狂います。
暖かいからと油断していると、風邪をひいたり下痢をするので気を付けましょう。